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2005年1月22日
かつこほり
かつはくだくる
やまがわの
いはまにむせぶ
あかつきのこえ

皇太后宮大夫俊成

凍りつつ また砕けつつ
走ってゆく山川の流れ
暁闇に耳を澄ましてきけば
水声は岩間にさながらむせぶようだ
暁そのものがむせんでいるように
(大岡 信『古今集新古今集』学習研究社)

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