2年前

2004年9月12日 時事ニュース
2年前の9月12日に書いた日記です。
再掲してます。
思っていることはあまり変わらないし…


9.11に思う
昨日は
同時多発テロから一年。
いくつかのテレビ局で特番が放送されていた。
思うことは多い。

チャンネルをかえると
いつもと変わらないバラエティー番組で
タレントが馬鹿笑いしている。
同時に他の局では、WTCが崩れている。
同じ時間にN.Y.では追悼式典で
犠牲者の名前がすべて読み上げられる。
ペンタゴンでは米大統領の演説。
家を出ればいつもと変わらない。
いつもとなにも変わらない街。

あのテロリストの標的、目的は何だったのか?
たんにWTCにつっこむことではないはず。
ペンタゴンを破壊し、アメリカ合衆国の軍事力をくじくことでもないはず。

人を殺すことですらないのでは?
人が死ぬことは目的の周縁にしか存在しないのでは?

それは見えない暴力への反抗だった。
現代の世界社会構造(国際社会ではない)によってもたらされる、
構造的暴力への反抗。

豊かな人がいれば、貧しい人がいる。
豊かな国があれば、貧しい国がある。
それは構造的に決定している。>

世界の全人口の1割にすぎない人びとのもとに、
世界のほとんどの富が存在するという事実。

日本国憲法の規定する最低限度の生活。
この最低限度のラインは世界全体で見れば、
かなり高い。

しかも、その最低限度の生活を維持するために、
他の人の最低限度のラインを下げているという事実。

豊かな人がより豊かに。
貧しい人はより貧しく。
誰も気づかない見えない暴力。

そんな世界にわれわれは生きてます。

僕は今日もいつも通りです。

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